さて唐突ですが、はんこの上手、下手の判断はどこにあるのでしょうか。はんこの業界紙では受賞した印鑑の「印影」を紹介しています。押印した「文字」が下手か上手かで概ね判断するのです。よく考えると当たり前の話ですが・・・・。
　 彫刻の技術が(手彫りでも)いくらあっても、「字」が下手ではどうにもなりません。また、印材がいくら良いものでも、押してしまえば何の印材か分かりません。はんこ屋さんは、文字を作る職人だと思っています。このごろは価値観を惑わす印鑑広告の多いことです。

当店では、表札に「筆入れ手書き」をいたしております。全国の何処にでもある「はんこ屋さん」にお電話などで直接お問い合わせをしてみても、「はんこ屋さん」で、表札に直接手書き字入れをしているお店はまず「めずらしい」と思います。字が上手な良いお店を選ぶ大切な第一条件です。

　体力不足？このようなことを書けば、同業者に叱られそうです。はんこ屋さんは年度末の繁忙期はアナグマのように閉じこもって居ます。また細かい作業なので、非常に疲れます。
　そのためかどうかは定かでありませんが、ヘルニアの手術を私は３回しました。頚椎と腰です。「激痛」との闘いでした。療養していた時に作成した闘病のＨＰが、いまだに来訪者があるため、まだ置いています。ご興味のある方はどうぞ。　恥ずかしいのでペンネームで紹介しています・・・・。